琵琶歌データベース

現代琵琶の古典曲(明治期から戦後昭和40年頃)の作詞目録です、随時更新中。
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最近琵琶発達史(大正11年刊)  目次
琵琶読本 吉村岳城著(昭和8年刊) 目次
琵琶変遷史(昭和36年) 目次

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錦琵琶の起因と永田錦心の鑑識 椎橋松亭

以下は琵琶新聞365号(昭和17年1月)の椎橋松亭氏によるコラム、楽器としての錦琵琶誕生前夜の回想録です。
※旧字を改め現代仮名遣いに直してあります。

水藤玉水 (大正15年1月)

大正十五年正月
門松が取れて琵琶のお稽古が始まった1月の初め、日曜日の奥義試験が終わって掃き清められた静かな玄関、ここ千駄ヶ谷は錦心流宗家永田錦心邸の午後である。格子戸がガラガラと明くと少女の声で、
「ごめん下さい、水藤玉水です、先生にお目にかかりにまいりました…」
大正15年頃の錦心は日曜日毎に午前中は、2-30人からの昇伝試験に多忙を極め、それが済むと二階の陽当たりの良い書斎で机に向かい琵琶道の改革を目論んで新音譜の研究に邁進していたのである。
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石田琵琶店オンラインショップ開設

オンライン開設のお知らせ

石田琵琶店がオンラインでの通販を始めたそうです。詳細は直接ウェブサイトをご覧下さい。

石田琵琶店オンライン

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作詩家 秩父嘯風

秩父嘯風(ちちぶしょうふう)、戦後から病没するまで錦琵琶水藤錦穣を陰から支えた応援者、水藤錦穣の楽曲に挿入される吟詠を作詩した。例外として唯一琵琶歌“中山安兵衛(高田の馬場の駆け付け)“がある。 本名 田島菊次 職業 弁護士 昭和37年没

曲垣平九郎
石磴馬を踊らして一鞭雄なり 三百の諸侯夢中に仰ぐ
愛宕山頭春未だ老いず 銀鞍独り輝く落花の風

扇の的
與一宗高歳十七 鏑の矢に懸くる百年の命
屋島の風勢源平を弄ぶ 忠誠天に通じて万雷の喜び

新撰組
鴨川橋畔月光に満つ 忽ち起る勤王佐幕の闘い
悠久の大義憂国の叫び 虎徹の一閃電撃の如し

大高源吾
多年の艱難今日ぞ報ゆる いざ泉下に到て 亡君に見(まみ)えん

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令和4年新春琵琶楽名流大会

日本琵琶楽協会恒例の新春名流大会が以下の日程で開かれます。皆様是非おいで下さい。

とき  :1月8日(土) 11時半開場/12時開演
ところ :東京証券会館8Fホール 地下鉄茅場町駅下車
チケット:前売り3000円/当日3500円

新春名流大会プログラム2

新春名流大会プログラム1

出 演
1 大熊阿水 宇治川先陣 1200
2 高津旭房 異国の丘
3 藤波白林 扇の的
4 藤高理恵子 大楠公
5 坂 麗水 五月雨富士 1300
6 鶴山旭祥 衣川
7 荒井泉水 地震加藤
8 熊田かほり 白河城合戦記
9 篠井啓水 清水堂 1400
10 米村旭翔 羅生門
11 吉永鶴奏 那須与一
休 憩 1 0 分
12 小金澤朱水 景清 1500
13 田代旭美 黒田武士
14 都 穂鳳 曲垣平九郎
15 本橋汕舟 月下の陣
16 水藤桜子 うつぼ猿 1600
17 古澤史水 壇ノ浦の戦い
18 本橋旭鴬 大徳寺
19 森中志水 鉢の木
20 竹本旭将 細川ガラシャ夫人
21 須田誠舟 彰義隊

終演17時30分頃予定

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影絵劇フェスティバル全国縦断公演

表題の催しに生演奏で参加します。お近くの方でご興味ある方はお越し下さい。
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薩摩琵琶 初代吉水錦翁

吉水経和(錦翁)1845-1910

吉水錦翁[1845-1910] 日本の近代琵琶のうち、西幸吉[1855-1931]と並んで薩摩琵琶の祖と並び称される琵琶界の大家、明治期に薩摩琵琶が帝都東京で流行するに至るきっかけを作り、門下門孫から多数後の琵琶界を牽引する人材を輩出した。また優れた作詞家でもありその著作多数。
鹿児島出身 本名経和
二代目錦翁(小田原国尊)は初代錦翁の養子である。

吉水錦翁略歴

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奈良で演奏いたします

来る春分の日、奈良市の正行寺様にて琵琶演奏をさせて頂きます、入場観覧は無料です。
ところ:正行寺会館(浄土真宗本願寺派正行寺)
とき :3月20日(土祝)14時予定  ※演奏前にお彼岸会があります。
演奏 :城山、靱猿の予定

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[大正琵琶奇譚] ワレ幇間二非ズ 

お読みいただく前に
これは小説です。登場人物は実在ですが伝聞を参考にした読み物としてお楽しみ下さい。
2020年6月 記
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NHKFMで放送します。

去年の録音ですが、諸事情で再放送して下さるそうです。ご興味ある方は是非お聞き下さい。インターネットラジオからも聞けます。ラジル☆ラジル

NHKFM 邦楽のひととき 6月29日(月)11時20分より、 翌朝5時20分再放送。
城山 作/勝海舟 作曲/永田錦心 藤波白林

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作詞家 水藤安久

水藤安久(すいとうやすひさ)、錦穣の養父水藤枝水の甥で本名は田村安久、「あんきゅう」とも読む。水藤錦穣と同性ではあるが血縁はなく、十代から和洋を問わず芸能に親しみ、特に文学的造詣は深い。日本舞踊の藤蔭家で主に文筆業の食客をしていた。水藤家に同居していた事もある。手がけた作詞は少ないが、主に錦琵琶曲の潤色、脚色で細やかな修正を加えた作は多い。浅野晴風/水藤錦穣版掛け合い勧進帳の潤色は彼である。

生年は不明ながら明治40年代、没年も不明。

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